ほぐし屋ごく楽の考える“痛みとのつきあい方”

痛みの“意味”に気づく場所|奈良・西ノ京より

「室内でも危険」は本当?|隠れ熱中症を防ぐ住環境とセルフケア

こんにちは。奈良・西ノ京の古民家サロン「ほぐし屋ごく楽」、柔道整復師の直です。

「夏は暑いけど、家にいれば大丈夫だよね?」 「エアコンつけてるから安心!」

そう思っているあなた、実はその油断が「隠れ熱中症」を招いているかもしれません。

熱中症と聞くと、炎天下でのスポーツや屋外作業をイメージしがちですが、**自宅の室内で起こる熱中症は、意外と多いんです。**特に、高齢の方や小さなお子さん、そして一人暮らしの方は要注意。

今回は、**「もしかして、私も危ない?」**と感じるかもしれない、室内で起こる熱中症のメカニズムと、ご自宅でできる簡単な予防策について、詳しくお話ししますね。


 

室内熱中症が起こるワケ|気づかないうちに進行する危険

 

「外に出てないのに、なぜ熱中症に?」そう疑問に思うかもしれません。室内熱中症の主な原因は、以下の3つです。

  1. 「じわじわ脱水」

    • 室内でも、知らず知らずのうちに汗をかき、水分やミネラルが失われています。特に、エアコンの効いた部屋では空気が乾燥し、喉の渇きを感じにくいため、脱水が進みやすいんです。

    • 寝ている間もコップ一杯分の汗をかくと言われており、朝起きた時にすでに脱水状態になっていることも。

  2. 「こもる熱」

    • 日中、閉め切った部屋は、外気温以上に熱がこもることがあります。特に、西日が当たる部屋や、風通しの悪い部屋は要注意。夜になっても室温が下がらず、熱帯夜になることも少なくありません。

  3. 「エアコンの過信」

    • エアコンをつけていても、設定温度が高すぎたり、風向きが悪かったりすると、十分に体が冷えないことがあります。また、電気代を気にして我慢してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

これらの要因が重なると、体温調節機能がうまく働かなくなり、めまい、だるさ、頭痛といった熱中症の症状が現れることがあります。


 

熱中症の初期症状と、その場でできる対処法

 

「なんだか体調が悪いな…」と感じたら、それは熱中症のサインかもしれません。

 

初期症状のチェックリスト

 

  • だるさ、倦怠感:体が重く、やる気が出ない。

  • 軽い頭痛、めまい:ボーッとする、立ちくらみがする。

  • 吐き気、食欲不振:胃の調子が悪い、食欲がない。

  • 手足のしびれ、こむら返り:特にふくらはぎがつりやすい。

  • いつもより汗をかかない、または異常なほど汗をかく:体温調節機能の異常。

  • 体温が高い:微熱があるように感じる。

  • 集中力の低下、ぼんやりする:仕事や家事に集中できない。

これらの症状が一つでも当てはまる場合は、熱中症の初期段階である可能性があります。

 

その場でできる応急処置

 

  1. 涼しい場所へ移動:風通しの良い場所や、エアコンが効いている部屋のより涼しい場所へ移動しましょう。

  2. 体を冷やす

    • 衣類を緩め、体を締め付けているものを外す。

    • 首筋、脇の下、足の付け根など、太い血管が通っている場所を冷たいタオルや保冷剤で冷やす。

    • 濡らしたタオルなどで体を拭き、扇風機やうちわで風を送り、気化熱で体温を下げる。

  3. 水分・塩分を補給

    • スポーツドリンクや経口補水液を少量ずつ、ゆっくりと飲みましょう。

    • 水しかない場合は、塩分タブレットや梅干しなどを一緒に摂ると良いでしょう。


       

  4. 安静にする:横になり、楽な姿勢で休みましょう。

症状が改善しない場合や、意識が朦朧とする、けいれんが起きるなどの重い症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。


 

隠れ熱中症を防ぐ!住環境とセルフケアのコツ

 

ご自宅でできる、簡単な熱中症予防策をご紹介します。

  1. 「住環境」を整える

    • エアコンの適切な使用:室温は28℃を目安に、湿度計で湿度も確認(50〜60%が理想)。

    • 扇風機・サーキュレーターとの併用:エアコンと併用することで、冷気を効率よく循環させ、設定温度を上げても快適に過ごせます。

    • 日中の遮光:カーテンやブラインドを閉めて、日差しが部屋に入るのを防ぎましょう。

    • 夜間の換気:夜間、外気温が下がったら窓を開けて、室内の熱気を逃がしましょう。ただし、防犯には十分注意してください。

  2. 「身体のケア」を意識する

    • こまめな水分補給:喉が渇く前に、意識的に水分を摂りましょう。水やお茶だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液も上手に活用してください。

    • ミネラル補給:汗で失われやすいミネラル(ナトリウム、カリウムなど)は、食事やサプリメントで意識的に摂りましょう。

    • 体を冷やすグッズの活用:首元、脇の下、足の付け根など、太い血管が通っている場所を冷やすと効果的です。


       

    • シャワーだけでなく湯船に浸かる:ぬるめのお湯に浸かることで、身体の深部体温が上がり、放熱しやすくなります。質の良い睡眠にも繋がります。

    • 無理のない範囲での運動:軽いストレッチやウォーキングで血行を促進し、体温調節機能を高めましょう。


 

ほぐし屋ごく楽の施術

 

当店では、熱中症による身体のだるさ、自律神経の乱れ、それに伴う肩こりや腰痛などの不調に対し、以下のようなアプローチで施術を行っています。

  • 身体の深部の緊張を緩め、血行・体液循環を促進する

  • 自律神経のバランスを整え、体温調節機能をサポートする

  • 疲労回復を促し、身体が本来持つ回復力を高める

  • 日々の生活での熱中症対策やセルフケアのアドバイス

**「なんだか体が重い」「夏バテかな?」「夏でも体調が心配」**と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちが、あなたの快適な夏をサポートさせていただきます。


 

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次回予告

 

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